ルーブル美術館展
2018年 07月 23日
今、国立新美術館で開催されている「ルーブル美術館展」を観てきました。
かなり多くの肖像にまつわる展示がありましたが、中でも私がじっくり見てしまったのはナポレオンの彫刻。戴冠式の礼服を着た姿の立像なのですが、服のひだや肩にかかったマントの内側まで精巧に彫り込まれていて、一体どうやって彫ったのだろう?と、思うぐらい。後ろからも見ることができたので、かなりじっくり見てしまいました。
あとは、国王の嗅ぎタバコ入れためのミニアチュールコレクション。フランス王家や当時の各国の王や女帝のミニアチュール(細密画)48点、中には当然ルイ16世やマリー・アントワネット、あとエカテリーナ2世、あと・・・うわーっと思った人がいたのだけど思い出せない(^^: でも、ベルばらを読んでる人なら思わず食いついちゃう方々ばかり。あ、そうそう、王太子 ルイ・シャルルもあったのだけど、長男のルイ・ジョゼフとマリー・テレーズ・シャルロットのがなかったなぁ。
マリー・アントワネットの娘のマリー・テレーズ・シャルロットの肖像画があって、そこでもしばらく立ち止まって見入ってしまいました。これ、見たことなかった気がする。正装した姿で美しいけど、革命で両親も叔母も殺され、弟は病死し、生き残ったのは自分だけ。亡命生活も余儀なくされた生涯・・・そう思うと涙が出そうでした。
ずーっと猛暑が続いていますが、美術館の中はかなり冷えます。行かれる時は羽織りものは忘れずに。
by illya-tokyo
| 2018-07-23 11:03
| 美術館